2009年02月24日

まほうの電車

堀田あけみ、角川文庫、平成8年1月刊。
2月24日に電車の中で読みました。

sakuraちゃんにこの記事のコメントで教えてもらって読みました。
確かに、名古屋市内の各地が出てきますねぇ。

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2008年12月08日

阪急電車

有川浩、幻冬舎、2008年1月刊。
12月8日に読みました。

「図書館戦争」の作者の本ですね。
職場の人に「面白いから」と薦められて貸してもらいました。

今まで大阪には片手で数えるほどしか行ったことがなく、
阪急電車は馴染みの全くないもので、幾つかは駅名の読み方さえ
わかりませんでしたが、面白く読み終わりました。

ちなみに自分の覚えのために書いておくと、物語に登場する今津線は
宝塚駅、宝塚南口駅、逆瀬川(さかせがわ)駅、小林(おばやし)駅、
仁川(にがわ)駅、甲東園駅、門戸厄神(もんどやくじん)駅、西宮北口駅。

小林はずっと「こばやし」って読んでたなぁ(^_^;)

宝塚駅〜西宮北口駅までは雑誌に連載していたそうです。
で、今回単行本を出すに当たって、西宮北口駅〜宝塚駅の分を
書き下ろしたんだそうで。

以下、ネタばれありです
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2008年11月28日

もっと塩味を!

林真理子、中央公論新社、2008年8月刊。
副題は「Plus de sel, s'il vous pl&asirc;it!(プリュ・ド・セル・シリ・ヴ・プレ!)」
タイトルをそのまま仏訳したものですね。
私だったらプリュドゥセル、スィルヴプレと書きますが。

何でこの本を読もうと思ったか覚えてないんですが、
何かの折に本やタウンでの紹介文を読んだのがきっかけ?

はっきりした年代は書いてありませんが、20年ほど前の時代と、
現在とが交互に登場しながら話が進んで行きます。

食べることが好きで、中でもフランス料理が一番好きだった美佐子は、
子どもが2人いたのに離婚し、シェフの大久保を追い、和歌山から上京。

でも大久保は他にも女性が何人もいて、やがて出会った安川と再婚。
三浦半島に店を出し、繁盛したものの、1年ほどでパリに移住。
そして安川は日本人で初の星をもらう。

なのにその直後、安川には日本人のかなり年下の女性との間に子供が。
美佐子は離婚はしたくないと粘るが、彼女の身体は…。

ざっと要約すると、そんなストーリー。

こういう生き方をしたいとは思えないけれど、Amazonのレビューを
読むと、彼女にはモデルがいたそうで。

シェフの方から当たりをつけられないかといろいろ検索してみたけど、
どうもそれっぽい人はわからず。やっぱり脚色の部分の方が多いのかなぁ。

フランス料理の描写は、なかなか美味しそうでした。
来月の23日にはフルコースで食べに行くことになっているのですが、
その中の「ジビエ」っていうのが何なのかわかりました。

野生の動物、ということらしいです。
へぇ〜。私にも食べられるのか、どきどきです。
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2007年12月11日

強運の持ち主

瀬尾まいこ、文芸春秋、2006年5月刊。12/8〜12/11に読みました。

「ニベア」「ファミリーセンター」「おしまい予言」「強運の持ち主」の4編を収録。
タグ:瀬尾まいこ
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2007年09月17日

夢のあとさき おいしいコーヒーのいれ方10

村山由佳、集英社ジャンプJブックス、2006年5月刊。

WEBで連載中に一通り読んではいましたが、手に取って
本を読んだのはそれから2年近く後のことになりました。

中学の頃から読んでいたけど、気付いたらかれんと同い年。
6歳下の恋人かぁ……、と何となく我が身に置き換えて考えてみたり。
無理ではないかもしれないけど、なんか私には縁がなさそう(^_^;)

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タグ:村山由佳
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2006年12月20日

P.S.アイラヴユー

セシリア・アハーン著、小池真理子訳、2004年7月刊。

何か恋愛小説が読みたい気分だった時、タイトルを見て
図書館で借りてみました。

29歳のホリーが病気で最愛の夫を亡くすところから話が始まります。
悲嘆にくれるホリーの元に、毎月1通ずつ開封するように指示された、
夫からの手紙が届き……。

ってな導入ですかね。
カタカナの名前の羅列で、人物関係を把握するのが一苦労でした。
何度も、最初のページの人物紹介を見返しました(^_^;)
しばらく、男性なのか女性なのかどっちだ?と思った人もいたりして。

わかりにくいながらも結末を楽しみにしながら読みましたが、
分厚かったのと、なかなか時間がつくれなかったのとで
結構日を空けながら読んでしまいました。

ホリーが頑張る姿をすごいなぁと思うシーンもありましたが、
最後に意外なオチがあるわけでもなく、
期待してたのとはちょっと違ったかも、という感触でした。
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2006年03月20日

君のためにできるコト

菊田まりこ、学研、98年12月刊。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/405201054X/249-2530883-1689105

ホワイトデーのプレゼントとしてもらいましたるんるん
帯には「伝えることも、行動することもヘタなんです ―くまこ―」という言葉が。

あぁ、私のことかなぁたらーっ(汗)と思いました。
いざという時、言葉が出なかったり動けなかったりすることは
日常茶飯事のような気がしますね……もうやだ〜(悲しい顔)

「くまこちゃん」にいろいろ尽くしてくれる「くまおくん」。
けれど、「くまこちゃん」はそんな「くまおくん」にうまく言葉を返せなくて。

渡されてから、読み進めていったものの、「くまおくん」の出た
行動には「ぎょっ!?」とさせられましたね。
うわ、マジっすか、な心境でした。

うーん、シビアというか意表を突かれたというか。


そんな「くまおくん」に涙ながらに必死で想いを伝える
「くまこちゃん」は、何やらいじらしいですね〜黒ハート

なかなか普段は言えないような言葉も、この本のおかげで、
部分的に引用して(本の言葉そのままではなかったけれど)
伝えることができて良かったですねムード

サクサク読める絵本なんですが、じっくり読めば読むほど、
味わいが深まる本だと思いました。


ステキな本をありがとう、Yu君ハートたち(複数ハート)
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2006年03月07日

はるがいったら

飛鳥井千砂、集英社、2006年1月10日発行。

タイトルに惹かれて、図書館で借りてみました。

この作品は「第18回小説すばる新人賞」受賞作なんだそうです。
この賞って村山由佳さんも「天使の卵」で受賞してたんだよなぁ、
同じ賞を受賞した作品ってどんな感じなんだろう。
……それも、読んでみようと思ったきっかけのひとつでしたね。


両親が離婚して別々に暮らす、園(その)と行(ゆき)の姉弟。
話はこの2人の視点から交互に描かれていきます。

ちなみに「はる」というのは行の飼い犬(かなりの老犬)の名前です。
作中では「ハル」と出てきてるのと見ると、季節の春とかけてるんですかね。
「ハルが逝ったら」と「春が行ったら」と。

最初は、行は園のことを……?とも思ったんですが、
そんなことはなかったですね。

行は父と父の再婚相手とその息子と一緒に住んでいて、
園は一人暮らしをしているんですが、幼馴染みの恭司とワケありで。
人間関係はいろいろ複雑なんですが、読後は素朴な印象を受けました。
また別の作品も読んでみたいですね。

何となく、共感してしまった部分。
私は溜め息をついた。またあのセリフが浮かぶ。
「沙織しか愛せないし、愛すつもりもない」
うるさいっ!と恭司ではなく、自分に心で言った。(p202)

思い出さなければ良いものを、つい考えては苛立ったり鬱になってしまう。
……そんなことが、私にも時々あります。
こういうのは、どうすればいいんだろうなぁ。
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2006年02月06日

Love Letter

石田衣良ほか、幻冬舎、2005年12月刊、2/5〜2/6に読みました。

図書館の新刊コーナーで、タイトルに惹かれて借りてみました。
この本は「Timebook Town」(http://www.timebooktown.jp/Service/)で
2004年4月から2005年3月にかけて連載されていたものを
書籍化したんだそうです。
何らかのかたちでラブレターが関わる短編集です。

では、各話ごとにざっと感想を。


*石田衣良「ありがとう」*
初めて石田さんの話を読みました。
ちょっとセカチュー的な話でした。
ミオカの言葉に「うわー……」と思ったのは、自分と比較して、かな。
恋愛小説やドラマを見ると、「みんなすごいなぁ」と
他人事のように思うこの頃です(^_^;)


*島村洋子「空」*
画家になるために、スペインへ修行に行った恋人を待つ妹に、
やきもきしている姉の話。

ここまで信じることができたらすごいなー。
根拠もなく信じてるんじゃなくて、ちゃんと相手のことをわかってるんだな、
っていうのが伝わってきました。

「あんな女の子を男が逃すはずがない」
っていうラストにはちょっと納得。

どうしたらそんな境地に到達できるんだろうなー。


*川端裕人「ラブレターなんてもらわない人生」*
ぼくはうろたえたりするのが嫌だ。
坦々とした生活。平々凡々と生きること。
そこからはみ出して、感情を激しく揺さぶられるのは好まない。(p43)

こういうこと言ってると、恋愛できないんだろうなー、と思いました。

……大学入学時に「波瀾万丈」とクラスの色紙に書いた私でした。
でもあの時は何を思ってそんなことを書いたのか、今では当時の思いは霧の向こう。


*森福都「再会」*
この人の本はデビュー作「薔薇の妙薬」と「炎恋記」を読んだことがあります。
前者は講談社のホワイトハート大賞受賞作でした。

ノーベル賞の受賞祝いのパーティで、高校の同級生であった
受賞者の妻の麻衣子と再会した久美は……という話。

なんとなーく、オチは読めてしまったというか、
これってそーゆー話だったのね、というか。
あああ、って感じでしょうか。


*前川麻子「ミルフイユ」*
発音としては本当はミルフィーユじゃなくてミルフイユなんですよね。
……という話はこのblogで前にも書きましたが、それはどうでもいい話。

自分にうんざりしながら誰かを好きでいるより、
どれほど淋しくとも自分を好きでいる方がいい。(p88)

これは、恋人がいる男の人と関係を持ってしまった主人公の言葉。

ある意味、究極の選択かもしれません。
でも別にこんな三角関係に陥らずとも、似たようなことを思うことはあります。
いろいろと自己嫌悪に陥ることは日常茶飯事なので。

私だったら、「自分が嫌になっても、誰かを好きでいたい」かな。
一人だろうと恋人がいようと、淋しい時は淋しいし。
だったら、一人でいるよりは誰かを好きでいたいな。


*山崎マキコ「音のない海」*
痛いお話ですね。
壊れてる、とか、何かが狂ってる、と言ってもいいかもしれません。
そして若干複雑な心境になってしまったのは……どうしてだろう。


*中上紀「水槽の魚」*
何か抽象的な話のように思いました。
自分とは波長が合わなかったかな……?


*井上荒野「虫歯の薬みたいなもの」*
昔付き合っていた人と、同窓会で会った友人経由で再会して……。
過去の回想モードになってる時、「あぁ同じだな(笑)」と笑ったところが。
それで終わっちゃう人たちもいる、のかなぁ。


*桐生紀子「竜が舞うとき」*
2度目に読んだ時にちょっと泣いてしまいました。

何となく、EXILEの「ただ…逢いたくて」を思い出しました。
CDを買ってきて最初に聴いた時に、書いた日記の心境は、
村山由佳さんの2冊の小説のような話を思い出さずにいられなかったからでした。
題に天使の名のつく、対になってる2冊の本を。
気付いたら、この手の話にすっかり弱くなってしまったな……。

恋する女だったきみは、そういういい加減なところさえ愛おしかった。
弱点があったほうが、人間らしくていいとも思った。
言い争いが増えたのは、きみが啓吾のマンションの近くに引っ越し、
半同棲のような暮らしになってからだ。(p160)


読んだ時、「これって……私?」と思っちゃいました。
前半部分はまんまじゃないっすか?
その分、後半にギクリ、としましたね。

ちょうど最近よく考えてることでもあったから。
そのうち私が近くに越して、一緒にいる時間がもっと増えても、
変わらずに仲良くやっていけるのかしら?と。
こればっかりはやってみないと何とも言えませんが、
どうかうまくやっていけますように。

男として中途半端な状態で、愛してるなんて無責任なことは口にできない。(p164)
ほぉー、って感じでした。
「愛してる」には責任が伴うのかぁ。
それはまぁ、人それぞれでしょうけど。
どういう時に、人は「愛してる」と告げるものなんだろうな。


*三浦しをん「永遠に完成しない二通の手紙*
手紙を書いてる寺島にふっと岡田が口にした「俺がずっと一緒にいるよ」(p182)
っていうのは、やっぱり……?
腐れ縁、っていうのか、何なんだろうなこの関係。


*いしいしんじ「きまじめユストフ」*
最後の話だけ、突然登場人物がロシア人……?
ウラディーミル・ザミャーチンとミハイル・ミハイロヴィチ・ユストフ。
ザミャーチンは手紙を盗んで詐欺を働くことを生業としていたのだけど、
ある日、その中に幼馴染みのユストフの手紙を見つけて……。

手紙、って書いて出してしまったら、ある意味それで満足しちゃうものですね。
読んでどう思うのかな、とは気にしながらも、大抵は読んだことを疑いもしない。

でもたまにニュースで配達前の年賀状が捨てられたといったことを聞くと、
「果たして、私の出した手紙って本当にちゃんと届いてるのかな?」
と不安になったりもします。

やっぱり確実なのは直接相手に手渡すこと、なんでしょうね。
全員にそれをするわけにはもちろんいきませんが。

手紙を書く喜び、自分の手紙を待ち受ける相手がいることの幸せ(p201)
そうそう、手紙を書くのって、手間隙はかかるけれど、楽しいんですよね♪

私は一生で何通のLove Letterを書くのかなぁ……揺れるハート
まだまだ、書き続けますよるんるん
このblogも、時によってLove Letterですからわーい(嬉しい顔)
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2005年12月09日

ラ・パティスリー

上田早夕里、角川春樹事務所、2005年11月8日発行(!!)。
12/9に読みました。

書架でタイトルと帯に魅かれて借りてみました。
ラ・パティスリー……La pattisserie……ケーキ、お菓子、ケーキ屋さん。
坂の上の洋菓子店へようこそ!
甘くほろ苦いパティシエ小説誕生。

ある日突然現れた謎の菓子職人・恭也と新米パティシエ夏織。
二人の交流を通じて描く洋菓子店の日常と、
そこに集う恋人・親子・夫婦たちの人間模様――。

ね、読んでみたくなりませんか?
私はうまく帯に釣り上げられたクチですね(笑)

舞台は「ロワゾ・ドール」という関西のフランス製菓店。
主人公は森沢夏織、製菓学校を出たばかりの駆け出し。
初日の朝、厨房に行くと一人の男が見事な飴細工を作っていたが……。

この男、市川恭也(29)は何者なのか、というのが中盤までのテーマですね。
手馴れた手つきで作業してた恭也は実はロワゾ・ドールのシェフではなかった。
でも、自分の記憶では確かにここは自分の店だと言い張るが、ただ、
店の名前は「ロワゾ・アルジャンテ」だと言う。

ロワゾーは「L'oiseau」だなー、というのは辞書を引かずともわかりました。
フランス語では「oiseau……オワゾ(ー)」が「鳥」、です。
オールはあやふやな記憶で「……金?」と思ったら当たり。
スペルがorで、お店の名前は「L'oiseau d'or」ですね。
アルジャンテは「銀の」で、「argenté」です。

そんなフランス語の話はさておき。

……とっても、美味しそうでしたexclamationexclamationバースデー
もしこのケーキが実在したら絶対食べたいなー、ってくらい。
描写が細かくてリアルでした。

完全に用語を理解できるわけじゃないんですが、
それでも読んでるとおなかが空いてきます。


「この間の特注ケーキ、本当においしかったです。今でも忘れられません」
「あれぐらい、すぐに作れるようになるよ。
 人が三年かかって覚えるところを、一年で覚えきってごらん。
 そうしたら絶対に上達するから。
 森沢さんは、これからどんな職人になるつもりなの」(p105)

「……ごらん、かぁ」と読んだ時に思いました。
その口調が、ふっと誰かさんを思い起こさせて。
恭也は夏織よりも年上で先輩だから、別に違和感はありませんが。

同輩で「〜してごらん」って言うのは珍しいような気がします。
自分的には「〜したまえ」と同じくらい、死語とまでは言いませんが、
「へぇ、そういう言葉遣いする人がいるんだ」って感じです。
どなたか、周りでそういう言い方をする人って、いますか?

前に「年下に見えたことは……ないですねぇ」って日記に書いた時、
「〜してごらん」って言葉遣いのことが念頭にありました。
前に料理中に言われた時にふと気付いて以来、印象に残ってる言葉です。
その時は、流れ的にそのことは書きませんでしたが。

ところで、私は同い年に思われてるのかな……?
実は「年下にしか見えない」って可能性もあるのかもしれない?
背も30cmも違うしなぁ。

もし何かの折(留守番中に人が来た時とか)に家族を装うことがあれば、
「兄は今出かけておりまして」と言いそうかも、
とか考えてしまったこともありました(^_^;)
年齢から言えば、同い年とは言え、私の方が少しだけ早いのだけど。


話を本筋に戻して。
夏織はだんだん恭也に魅かれていきます。
片思いの心境がちょっと懐かしい感じです。
自分の想いを告げた先に待ってるものが何かわからず、躊躇する。

恭也が何者なのかわかった時、夏織はバレンタインの日に……。

p205の恭也の言葉は、少しだけ、誰かさんの言葉に近くて。
使ってる言葉は違うんだけど、若干ニュアンスが似てるかなぁ。
私がふと連想する程度には、何かが近いんでしょうね。

恭也の言った言葉の方向性と、私が受け取った言葉の方向性はかなり違うんで、
夏織と恭也の歩んだ道と、私と誰かさんの歩んだ道は全然違うけれど。
懸命に飛び込んでいく夏織の姿に、昔の自分を重ねてしまいました。
まぁ昔って言っても、まだ1年も経ってないんですけどね〜。

この本、誰かドラマ化して実際にケーキを作ってくださいというか、
ぜひ、実際にケーキを売り出してください、って感じです(笑)
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2005年11月02日

フルタイムライフ

柴崎友香(しばさきともか)、マガジンハウス、2005年4月刊。
11/2〜11/4に読みました。Takakoさんからのオススメです☆

芸術系(デザイン)の大学を卒業して、就職した春子の1年を追った話。
私はまだフルタイムで働いたことはありませんが、
理想と現実の間で揺れるOL、っていうとこんな感じなのかなぁと思いました。

私の職場では嫌味な感じの人もいなくて、とってもいい環境です♪
このままここに就職できたら、とも思いますが、半ば公務員みたいなものなんで、
なかなか厳しいんですよねぇ……。

ボーナスは、やっぱり憧れですね〜。
パートの身分でもらえるところって滅多にないだろうし。
私がもしボーナスをもらったら、どうするんだろう?
最低限だけ使って、あとは貯金にまわしそうな気がします。

主人公の恋愛模様は「そんなもんかなぁ?」という感じ。
リアルといえばリアルなんだけど、あんまり盛り上がりがないともいう。

実際に一年仕事をしてみてから読みたい本、ってところでしょうか?

余談ですが、著者紹介で「リアルな会話で細やかに日常を描く」と書かれてました。
何かまんま、私の日記に当てはまりそうな形容じゃないですか?
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2005年09月19日

翼―cry for the moon

村山由佳、集英社文庫、2002年6月刊。
9/17〜9/19に読みました。

もう何年も前にハードカバー(97年9月刊)で読んでたんですが、
今年の6月に文庫を購入して、ようやく再読しました。
ハードカバーの時も分厚いなという印象でしたが、
文庫にしても同じく、ですね。558ページの長編です。

人物関係については覚えてたんで、読んでて驚くことはありませんでしたね。
初めて読んだ時は、「え!?」と思わされることがありましたが。

舞台はアメリカ。
ニューヨークとアリゾナとニューメキシコ――ナヴァホの人々の住む地域。

主人公は篠崎真冬(マフィ)。ニューヨーク大学の院生。
彼女は癒えることのない、ある心の傷を持っているんですが……。



この本が出たのは97年。私が15の時ですね。
いっそ国内のツーリストにも、どこそこの何が危ないって告知するべきよ。
ハロウィンの日にはルイジアナに行くな、たとえ行っても知らない家のドアを
ノックするな、って具合にね。(p73)

久しぶりに読んで、「あぁ、服部君のことだなぁ」と思いました。

当時はまだ私は中学生でしたが、衝撃的な事件でしたね。
まさか、自分の進学した高校の先輩だとは思いもしませんでしたが。
入学してからその事実を知った時は驚きました。

しかも、私は数ヶ月だけですが、服部君が使ってた教室で過ごしてました(2年の時)。
その建物も、今は耐震のための改修工事が終わり、原形をとどめていませんが。



「あなた、『愛してる』ってどういうことだと思う?」(p81)
「(略)ねえ、『愛してる』っていうのは、『大好き
 っていうのとは違うものなの?」(略)
「私にはね、ドング。あなたの言う、そのあたりまえの『』っていうのが
 どういうものなのかさえ、イメージできないのよ。全然」(p82)


とても好き。それだけではなぜいけないのだろう。
どうしてラリーは「愛してるよ」と口にした後に、さぐるような、
期待に満ちた目で見つめてくるのだろう。

理由は、もちろんわかっていた。
彼は「私もよ」という答えを待っているのだ。(略)

そして相手が喜ぶというなら、さっさと口に出してしまえば
すべて丸くおさまるものを、上手に割り切ってしまえない
自分の不器用さがわずらわしくなるのだ。

しかし、もし今のような迷いを抱えたまま「私もよ」と答えたならば、
それは嘘をつくのと同じことになってしまう。
実際は愛してもいないのに愛してるなどと言うのは論外だが、
愛が何なのかわからないくせに愛していると言うのも、
同じくらい嘘なのではないだろうか?

たとえそれが世間でいわれる愛とそっくりなものであったとしても、
当人が確信を持って口にしない限り、言葉はむなしい偽物でしかない。

そんなにこだわる必要はないのかもしれないと、真冬もうすうす感じてはいた。
ほとんどの人々は、愛というものの定義など正確に把握していなくても、
相手を好きにさえなれば、平気で「愛している」「私もよ」と
言い合えるものらしい。

よほどの事情がない限り、そんなふうに言われて傷つくことはいないだろう。
少なくとも、言ってもらえなくて傷つく人の数よりはよほど少ないはずだ。

愛している。――あたたかい言葉ではないか。(p83-84)
一番、昔読んで印象に残った一節です。
「どうしてラリーは〜」の辺り。

愛してる」って何なんでしょうね?
正直に言って、今の私は真冬と同じ状態です
大好き」なのはわかるんですが、それがイコール「愛してる」なのか、
っていうと「よくわかりません」、というのが実情です。

身近なところで何らかの「愛」だと感じられるものを
見たことがないからでしょうか?例えば家族愛のような。
ドラマや小説で「愛してる」というのは見かけますが、
でも実感を伴ったことがありません。

それでもやっぱり、わからなくても言葉を返された方が嬉しいものなんでしょうか?
「『お前に近づく者は、みんな不幸になる』」(略)
「母が、いつも私にそう言ってたのよ。
 いつも、いつも、口癖みたいに」(p129)
真冬が「愛している」と言えない理由、ですね。
私はさすがにそんなことを誰かに言われた経験はありません。
それでも、自分が大事だと思う人とは離れてばかりきたので、
「愛してる」というのは怖いものなのかもしれません。
また、大事な誰かを喪ったらどうしよう、という恐怖。

声をたてて笑うのは、結婚式の日以来だった。
しかし真冬は、ラリーを失ってからわずか一か月足らずで
自分が笑えるようになってしまったことにショックを覚えた。
そんな日がもう一度来るものでしょうか、と目の前にいる
リチャードに向かって訊いたのは、つい半月ほど前のことではなかったか。(p308)

ラリーが死んだ直後の記憶はこうして、鼻先を残り香をかすめるように
少しずつ戻っては、ジグソーパズルの欠けた部分を埋めていく。
しかしその瞬間だけは、いくらか薄れていたはずの悲しみや痛みまでが
元のままの鋭さでよみがえってきて、何の準備もできていない
真冬を通り魔のように後ろからグサリと刺すのだった。

いっそのこと、ずっと思い出さないままで
いられたらいいのに、と彼女は思う。
決してラリーを忘れたくないと思う反面、一日も早く、
遠い思い出になる日が来ないかとも思ってしまう。(p358)

ウドゥン・レッグの言うとおりだ。
私はまだしばらく生き続けていかなくてはならない。
生きるというのは、何かを後ろに置き去りにしていくことだ。
ひっきりなしに、大事なものたちと別れていくことだ。
だからこそ、こんなに胸が痛いのだ。(p450)

生別にしても死別にしても、大事なものを喪う痛み、というのは耐え難いものです。
相手のことを忘れたくて、忘れたくなくて。
自分がどうすればいいのか、どうしたいのかがわからなくなります。
自分が願うのは、相手と共にあることなのに、それがもう叶わない。

けれど、別れは生き続ける限り、避けられないものです。
どうしたらその痛みを克服できるのか……それがわかるなら苦労はしないですね。
少なくとも、ウドゥン・レッグのように達観できる日は、
私にはまだまだ訪れないのでしょう。


解説で池上冬樹氏がこんなことを言ってます。

作者が重視しているのは、恋愛の進展や結果ではなく、
いかに自分自身を認識するかという点にある。
小説では主人公が、事件や恋する相手との関係を通して自分が何者であり、
何者になろうとしているかを発見するのが主眼なのである。


確かに、恋愛の進展や結果は大事だと私も思います。
でもやっぱり、恋愛を通して自分がどう生きるのか、生きたいのか、
っていうのは大事なんですよね。これはよくわかるなぁと思いました。

最後に、池上氏が引いた文を載せて終わります。

「すべては、あんたの選択次第なのだよ。
 ……人を愛せる人間になるか。
 憎しみに支配された人間になるか。
 幸福になるための努力をするか。
 不幸への坂を滑り落ちるにまかせるか。
 育った環境も、置かれている境遇も関係ない。
 あんたが、自分で、選ぶことだ」(p494)
タグ:村山由佳
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2005年08月04日

聞きたい言葉 おいしいコーヒーのいれ方9

村山由佳、集英社ジャンプJブックス、2005年5月刊。8/4に読みました。

この本はWEBで連載してたものに加筆訂正して出版されました。
http://www.shueisha.co.jp/coffee/
WEB上でも一通り読んでたんですが、やっぱり紙の方が好きですね〜。

連載してたのは2004年10月〜2005年4月。
自分の周りの環境がその後で激変したために、今回久しぶりに読んだら
前とはまた違った思いが残りましたね。
読書っていうのはやっぱりタイミングが大事だな、とよく思います。

今回はかれんが親に自分が今まで隠してたことを打ち明けようとします。
ちょっと今の自分に近いのかもしれません。
これも意味のあるタイミングで読んだってことになるんでしょうか。

たぶん、一年前に読んでたら素通りしてたであろう一文が、今回とても痛かったです。
p65の最後の二行(フィル・コリンズの「Aginst All Odds(Take A Look At Me Now)」の歌詞の和訳)。
自分の痛みではないのに、自分のように感じてしまって。
いつかこれを読んだら、どういう思いを抱くんだろうなというのは余分な心配かしら。
杞憂に終わるなら、それでいいのだけれど。

〈俺をまるごとわかってくれたのは君だけ〉
そんなふうに言うと聞こえはいいけれど、まるごとわかってもらうためにはまず、
まるごと見せなくちゃならない。弱さや、みっともなさや、
あるいは心の底にひそむ醜さまでもさらけださなくちゃならない。
でも僕は、そういう自分を見せることで、かれんに幻滅されたり失望されたりするのが怖くてたまらなかった。(p67)

微妙な問題、ですよね。
相手については丸ごと知りたいと思いつつ、自分に関してはなかなかそうもできなかったり。
弱音を吐いたこともありますが、やっぱり勝利みたいな心配する気持ちも強いですね。
恋愛は自分を強くもするけど、弱さも自覚させられるなと思います。
何が思いやりで、何が勇気なんだろうな、ということを時に迷う日々の中。

p87〜95の勝利は……ご愁傷様です、としか言いようがないですね(笑)
p92のかれんの台詞は……や、やるな〜と思いました。
ごめん私はこういうことは言えない……(って誰に謝ってるんだか)。

湯たんぽの代わりに俺を持ってけ! と激しく思ったが、さすがに情けないので言うのはやめた。(p106)
あはは!と思わず笑っちゃいましたね。
湯たんぽ、ねぇ。まだ冬を迎えたことがないんでわかりませんがいいかもしれませんね(笑)
確かに湯たんぽは身体を温めてはくれるけど、心を温めてはくれないかな、とか。
(我ながら気障な台詞を言ってしまった……)

p118からの、かれんがゴキブリを怖がるシーン。
私も苦手なんですよね……。一人暮らししたらどうしましょ。
私の場合は、蛇の皮は……ちょっとイヤかなやっぱり。

かれんを甘やかして、できることは何でもしてやって、
僕のそばに彼女だけの居場所を作ってやりたいという気持ちは、掛け値なしの真実だ。
でも、それ以上に僕自身が、かれんから頼られることで自分の居場所を確かめたがっているのだということくらい――。
もう、いやになるほどわかっていた。(p121-122)

結局恋愛っていうのはそういうものなのかな、と思います。
相手のためには何でもしてあげたい、でもそれと同時に(引き換えに?)
自分の居場所を感じていたい、と。この辺は私も全く同じですね。
良く言えば「持ちつ持たれつ」、悪く言えば「依存し合う」、なんでしょうか。
好きな人を甘やかしたいし、好きな人に甘やかされたい、と。
でも、誰かのために役に立ててるのを感じられる瞬間って何よりも幸せなんですよね。

僕との間のことを、そして僕という男のことを、かれんは女友達に向かっていったいどんなふうに語るんだろう。
時にはのろけたりもするんだろうか。それとも、僕には言わない愚痴をこぼしてばかりなんだろうか。
隠れて本音を聞いてみたい気がした。それこそ、鴨川から帰る電車の中でのように。(p168-169)

あぁ、わかりますね。
自分のいないところで恋人は自分のことをどう言ってるんだろうな、って。
私に関しては、WEB上で日記も書いてることですし、大体あんな感じですが(笑)
彼に関しては、愚痴らしい愚痴はまだ言ったことがないんじゃないかな。たぶん?(笑)

こんな何でもないような言葉にここまで舞い上がってしまうのは、
僕が何より聞きたい種類の言葉を彼女がめったに口にしないからでもあるのだった。
といって、もちろんわざと焦らしているわけじゃないこともわかっている。
誰が何と言おうと、こいつに恋愛面での駆け引きができるとは思えない。(p181)

自分のことを言われてるんじゃ?と少しぎくっとしました。
きっとかれんも照れ屋なんですよ!(ある意味自己弁護)
……とかここに書いてるのは恋愛面での駆け引きなんでしょうか?(笑)

言葉は、気持ちには追いつけない。(p181)
そうそう、どう言い表していいのかわからないんですよね。
一般的にはこういう時どう言うか、というのは思い浮かぶんですが、
それが自分に当てはまるのかがよくわからなくて、うまく答えられない。
おそらく望んでるであろう言葉に察しはつくのだけれど。
適当な言葉を口に出せる日が来るかどうか、断言はできないのだけど、
(多分に羞恥心の問題もありますからね……)
私から言えるのは「待っててね」の一言くらい、なのかな……。

このシリーズも9冊目ですが、ここまで感想が長くなったのは初めてですね。
というか惚気なのか私信なのか悩みなのか、よくわからない文章でスミマセン。

今間違いなく言えるのは、あの出会いがなければ今もきっと私はどうしていいのか
わからないまま、鬱々とした毎日を送ってたんだろうな、ってことと、
今の私があるのは言うまでもなくあなたのおかげです、ってことの2つでしょうか。
あなたがこれを読むのが少し怖くもありつつ、感想を書いてみた夜でした。
タグ:村山由佳
posted by ルゥ at 23:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 恋愛モノ | 記事編集

2005年07月03日

いま、会いにゆきます

市川拓司、小学館、2003年3月刊。7/3〜7/5に読みました。

話は、巧の一人称によって進められていきます。
あたたかくて、やわらかくて、とても素敵な話でした。

一年前に亡くなった妻の澪が、雨の季節に6週間だけ戻ってきて。

その時のちょっとした描写で、「あぁ、この夫婦は心の底から愛し合ってたんだな」と思いました。
ぼくらはおそるおそる彼女に近付いていった。怖いからではない。自分の妻の幽霊を怖れる夫はいない。ほんのちょっとした空気の揺らぎのようなものが、彼女の存在をかき消してしまいそうな気がしたからだ。(p66)
この世で、どれだけの男性が自分の妻(あるいは恋人)の幽霊を見て怖れないでいられるんでしょうね?
心から喜べる人は、何も隠し事もなく、幸せな生活を送ることができてたんでしょうね。
「いってらっしゃい、巧」
 愛してるって言われても、これほど胸が苦しくなることは無かっただろう。(p116)
何だかじーんときたシーンでした。
引用するのはここで止めておきますが、この後の文章もとても素敵でした。

クライマックスはやっぱり最後の……澪の手紙、そしてエピローグですね。
ここが一番やっぱりじーんときました。
「え、そういうことになってたの?」と驚かされながら、澪の想いに胸を打たれました。

この本を読み始めたのはちょうどドラマの放送が始まった日でした。
映画もいつかみたいなぁと思います。
そして小説も、文庫化されたらいつか買いたいなぁと思います。

いろんな人が「泣ける」と言ってることに、私はとても納得できました。
お気に入りの一冊が、また増えました♪
posted by ルゥ at 01:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 恋愛モノ | 記事編集

2005年06月28日

優しい音楽

瀬尾まいこ、双葉社、2005年4月刊。6/26〜6/27に読みました。
「優しい音楽」「タイムラグ」「がらくた効果」の三篇を収録。
最近、個人的に注目してる作家さんです。私が読むのはこれが3冊目。

*優しい音楽*
タケル君がそう言って、冬休みの最後の日にも一緒にお寿司を食べる約束をした。
恋人ができると、食べるものも食べ方のレパートリーも広がる。
違う環境で育った人と親密になるのは、とても愉快なことなのかもしれない。(p42)

今回読んでて一番共感した一節です。
「そうそう、まさにその通り!」って。
ねぇ?(……って誰に同意を求めてるんでしょうか・笑)

ただ、相手の違いを楽しめるならいいのだけど、場合によっては「価値観の相違」
っていうありがたくない言葉が登場することになるんですよね。
昔、テレビか何かで離婚理由のトップだと言ってたような気がするんですが。
自己主張ばかりするんじゃなくて、違いを受け入れるのって大事だなと思います。

千波がタケルと付き合い始めた理由(そして両親になかなか紹介しなかった理由)、
わかった後はどうなるのかなぁとハラハラしてたんですが、
読み終わった後はすごく爽やかな気分になれました。うーん、いいなぁ、って。

*タイムラグ*
最初は何考えてるんだろう!?と思いましたね。
主人公は深雪というんですが、何と不倫相手(平太)から子どもを一日預けられちゃうという。
で、何でそんなことになったかというと、平太が妻と旅行に行くためだという。
それでどういうことになるのかなー、と思ってたら、
これも最後はいい感じ(……と言えるのかな)の終わり方でした。
この人の本って「悪意」っていうのが存在しないのかなー、と思いました。

*がらくた効果*
これもちょっと変わった感じのお話です。

同棲中だけどちょっとマンネリ化してたカップル、章太郎とはな子。
ある日、はな子が元教授でホームレスの佐々木さんを拾ってきて……。

はな子も不思議ですが、佐々木さんもなかなか不思議な人でしたね。
3人の奇妙な(?)生活が始まる中、章太郎とはな子の関係にも変化が生まれて。
最後はほんわかした気分になれました。

瀬尾さんの本は、いつか文庫化したら全部揃えちゃいそうな気がします♪
タグ:瀬尾まいこ
posted by ルゥ at 19:46 | Comment(1) | TrackBack(0) | 恋愛モノ | 記事編集

2005年05月25日

姫野カオルコ、角川書店、平成17年3月刊。5/25に読みました。

姫野さんの本は「ツ、イ、ラ、ク」が好きで、これはそれ以来。
地元の図書館のOPACで検索したら新刊が出てることに気付いて、予約して借りました。

帯の煽り文句が何とも煽情的。
「わたしたちはさんざんいやらしいことをした。
 許されぬ恋。背徳の純粋。誰もが目を背け、嫉妬し、傷ついた――。
 胸に潜む遠い日の痛み。
 苦みに癒される6つの物語。」ってことで6編の短編集でした。

*卒業写真*
「初恋は実らない。」、か。
私もご多分に漏れず、初恋(だと自分が思ってるもの)は実りませんでしたね〜。
この主人公の健二とどっちがマシな終わり方をしたんだろな、とか、ふと思ってしまったし。
今、相手がどこで何をしてるのかさっぱり知らないし、私に関わらないでくれればそれでいいのだけど。

*高瀬舟、それから*
9行目で「えぇっ!?」と思わされました。
そしてあとがきに飛んで、初めてこの本が「ツ、イ、ラ、ク」と同時期を扱ってる本だと知りました。
前の「卒業写真」を読んだ時には気付きませんでしたねー。
同じ土地(作者の空想)を扱った話だったのに。
p77〜p84の描写は「ツ、イ、ラ、ク」のことを思い出させました。
何だかんだ言って、この2人のことを私はいいなと思ってるのかもしれません。

*汝、病めるときも すこやかなるときも*
そういえば名前には見覚えがあったなー、塔仁原(とうじんばら)君。
読み方はすっかり忘れてたけど。
頼子が彼を好きになったくだりはよくわかるなぁという感じ。

*青痣(しみ)*
確か、彼女も前作にいたなぁと思ったけれど、あの子だったっけ?
どうも記憶に確信が持てない……。
Jは言うまでもなくすぐわかったけど、Sって誰?

*世帯主がたばこを減らそうと考えた夜*
おぼろげな記憶で、確かめちゃくちゃ印象悪かった教師の視点での話。
でもやっぱり、この人の視点で見ても感情移入はできなかった。1箇所を除いて。
その1箇所が、今の私の気持ちそのものなのだけど、それが何なのかは内緒。
もうあと1月くらいしたら、何ともなくなってるのかもしれないけど、どうなるんだろうな。

*桃*
「あの人」の視点からの話。遂に出た、というか。
でも、前作を読んでないと少しわかりにくい話、かもしれない。
彼女に関しての名前は一切、この「桃」では出てこないから。
この本を通して読めばわかるだろうけど、この話から読むときっと難解。
それでも、味覚で何かを思い出す、っていうのはわかるかな。
私の場合は嗅覚や聴覚の方が多い気がするけど。


一通り読んで、1年3ヶ月前に読んだ「ツ、イ、ラ、ク」を再読したくなりました。
まだ文庫化はさすがにされないかなー。
出たら買いたい、って気持ちは今も変わってないですね。
posted by ルゥ at 21:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 恋愛モノ | 記事編集

2005年05月08日

恋する歌音 こころに効く恋愛短歌50

タイトルは「歌音」と書いて「カノン」と読みます。

佐藤真由美、集英社文庫、2005年1月刊。
sakuraちゃんからのバースデープレゼントです、ありがとう〜♪

万葉集から現代短歌まで、いろんな恋の歌が50首集められていて、
それにちなんだ歌を作者がまた詠んで、ってことで100首の短歌が収録されてます。

女性だけでなく多くの男性に、単純に薦めたい。
 恋人やの気持ちがわかるからではない。
 自分の気持ちが深まるからだ。 長島有(作家)」
……と帯にありましたが、どうなんでしょう?(^-^)


まずは短歌について幾つか。
こころみにお前と呼ばばおどろくか おどろくか否おどろくか否/岡井隆(p36)
別に「お前」じゃなくても、普段呼ばれ慣れない呼び方をされれば驚きますね。
というか驚かされましたね(笑)

略奪はしません お借りするだけです 返すかはまだ決めてませんが/著者(p61)
私自身は不倫には全く興味がないですが(自分以外の誰かを好きな人と付き合う気にはなれないですね……)、
歌のつくりはなるほど、というか面白いなと思いました。

ひらがなの優しい言葉でできているようなようなあなたに憧れている/著者(p75)
どんな人をイメージして著者がこの比喩を使ったのかは何とも言えませんが、なんか好きだなぁと思いました。
誰かさんをふっと思い出して、そんな感じかもしれないなと思いつつ。

平凡な生活だけど喜びと笑みの消えない暮らしにしよう/村田馨・天野慶(p142)
いいですね〜。こんな生活が私も夢です(^^)

わたしのようなものでも大事にしてくださるあなたといるうち いつか死にたい/林あまり(p160)
そうそう。それなりに長生きはしたいと思うけれど、どうせなら幸せなうちに、ね。


短歌以外で。

p41の作者のコメントに『ハチミツとクローバー』(羽海野チカ)が登場してました!!
ちなみに歌の方は「われを思ふ人を思はぬむくいにや わが思ふ人の我をおもはぬ」。
古今集のよみ人しらずの歌。
そういえば、山田さんと真山と理花さんの微妙な関係にピッタリな歌かもしれないですね。

いろんなコメントで、著者の昔の恋について語ってたけど、この人は今は夫がいるそうで。
……ってこんなに赤裸々に昔のこと(プラス昔の恋についての今の思い)を書いて大丈夫なんですか!?
と私が心配になってしまったり。私だったら書けないな。この人の夫は読んで何を思ったんだろうか。
知りたくもないことを知らされてやしないだろうか、なんて思ってしまう。
考え方は人それぞれなんだろうけど、私は自分の昔のことは訊かれなきゃ何も言わない。
でも別に隠さなきゃいけないことでもないから、聞きたいと言われれば何でも答える。
逆に相手の昔のことも、相手が言いたければ何でも聞くし(私と比較して向こうを褒められなければ別にいいかなと)、
そうじゃなきゃ、こっちからは何かの必要ができなければ何も言わない。そんなスタンス。

……確かに、私自身はいろいろ考えさせられた本でした。
posted by ルゥ at 23:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 恋愛モノ | 記事編集

2005年05月05日

LOVE ENDROLL 恋愛怪綺譚集

望月玲子、講談社、2005年2月刊。5/4〜5/5に読みました。

新刊コーナーでタイトルに魅かれて手に取ったら、
帯に「人気漫画家の大好評ケータイ小説、単行本化!」
と書かれてたのに興味を持って借りてみた本。

「彼女の紅い口唇」「廃墟の薔薇」「ふわり」「ブラック・ボード」
「フラワー・ガーデン」「人魚」「KALABINKA」(Nの上に・あり)
「魔酒」「椅子」「黒塚の娘」「コメディアンの夜」「コンタクト」
以上、12編を収録。

割と悪意や狂気を扱った話が多かったように思います。
読後感が怖い感じの。

そんな中では「コンタクト」は最後の最後で心が温まるなぁと思いました。
救いがあるというか、ほっとするというか。

「ふわり」は何となく、「失はれる物語」の「しあわせは子猫のかたち」を思い出しました。
共通なのは女性の幽霊が登場することくらいなんですが。
そういればあれ以来、乙一さんの本を結局読んでないな……。

作者がどんな人なのか少し調べてみたら、HPを発見しました。
http://www.reiko-mochizuki.com/
コミックもそのうち読んでみたいなぁと思いました。
実現するのかどうか、はその時の気分次第で、でしょうか。
posted by ルゥ at 02:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | 恋愛モノ | 記事編集

2005年04月16日

電車男

中野独人著、新潮社、2004年10月刊。4/14〜4/16に読みました。

地元の公共図書館で、12/11に予約したら4/1に入りました。
基本的に読んだことのない本(雑誌を除く)は買わないたちなんで、これもまずは図書館で。
読みたい本はいろいろあるから、待つのは苦じゃないです。

大雑把な話は知ってたけど、実際に読んでみるとなかなかすごい話ですね。
独特の用語でわからないのは住人(別にこの本に登場するような板には出没してないそうですが)の弟に解説を頼みました。

私も、しばらく前までは「年齢=恋人いない歴」だったんで、読んでてわかるなぁと思うところは多々ありました。
主人公の電車男がちょうど22歳で同年代で親近感。私もこのまま23年目に突入するのかとずっと思ってました。
とは言っても別に出会い系に手を出したり、こういうところで相談してみようと思ったことはありませんでしたが。

まぁでもこれはこれでいい話、と言えるんでしょうね。
彼女と会う前にドキドキしてる話とかもすごく親近感わきましたし。
この本がどこまで本当なのかという話もあるようですが、私はどっちでもいいんじゃないかと思います。
少なくとも一冊の本としては結構面白かったですね。

ちなみにこれはコミックス化が既にされてて、更に映画化もされることが決まってるんだそうです。
主役の2人が山田孝之と中谷美紀と聞いて、彼女の方が年上なのか……?と思ってたら、
実際にそういうことになってたんですね。しかも、本の中に「彼女が中谷美紀似」って書いてありました。
その辺のキャスティングも考えてあるんですね。ちょっと映画は今から興味アリですね(笑)
posted by ルゥ at 11:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 恋愛モノ | 記事編集

2005年04月14日

恋するスターダスト

新井千裕、講談社、2005年2月刊。?〜4/14に読みました。

図書館の新刊コーナーで「面白そう」と思って手にとって見た本。
帯には「携帯メールが織りなす、流れ星みたいな恋の物語。」とありました。

引きこもっていた高校中退の翔は、祖母の死をきっかけにして祖母が入信してた「逆上がり教」の「鉄棒調査員」なる仕事を引き受けて、過疎の村に行くことになり……。
設定が少し突飛だけど、星の話とかは読んでて面白かったです。
個性的な登場人物も何人か登場します。人だけじゃなくて猿も出ます(笑)
翔と文通ならぬメル友だった星子のことは何となく予想してたけどやっぱり、という感じでした。

ラストシーンはちょっと悲しい気もするけれど、静かな余韻が残っていいなと思いました。
posted by ルゥ at 11:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 恋愛モノ | 記事編集

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